飼い犬の躾と、その必要性について。

2010年10月02日

 蒼天 at 21:40 | Comments(0)
なぜ、犬に躾をしなければならないのでしょうか??

本能の赴くままに生きた方が、動物にとっては幸せなのでは??…人間にあれこれ指示されて従いながら生きていくなんて、毎日が窮屈でかわいそう・・・・・などと想う人もいるかもしれませんが、実際には、犬は単独で生きていくのが苦手な動物で、元々集団で生活してきたからです。

集団で暮らす為のルールを守って生きてきた為に、「好き勝手にしろ!!」と言われても、かえって困惑してしまうのです。


人間社会でも同じですが、各々が好き勝手な事をしていたら、社会は成立しません。

犬も同様に、集団で暮らす為に群れには順位があり、順位が下の犬は、上の犬に服従します。



動物園の猿山に住む猿にも順位があって、リーダーが集団を統率している事は周知の通りです。

犬の群れにも、当然リーダーがいますし、自分達のリーダーの指示を守って生きてきました。


ペットとなった現在でも、こうした習性は残っています。

ペットの犬にとっての[リーダー]は飼い主であり、飼い主の家族が[仲間]…という事になります。

ですが、キチンと躾をせずにワガママ放題にさせていると、犬は自分がリーダーだと思い込んでしまいます。

そうなると、飼い主にあれこれ指示されても、飼い主を自分より下のポジションだと見做すので、聞き入れる気持ちがありません・・・・。

つまり、飼い主の言う事を聞かない[ワガママ犬]になってしまうのです。


そうした犬は、気の向くまま…好き勝手な事ができるから幸せだと想うかもしれませんが、リーダーとして生きていく為には、リーダーとしての[務め]もキチンと果たさなければいけません。

群れのメンバーから慕われ・・・・信頼される為にも、リーダーシップを発揮しなければいけないのです。




リーダーは、実は重大な責任を背負っているわけです。

飼い主の家族が、誰かに襲われたりしないか常に気配りしたり、知らない人が来れば、威嚇して追い出さなければいけませんし、散歩の時には、危険が無いように率先して歩いて警戒します。

昼夜問わず、飼い主とその家族を守らなければ…と、常に気を張っている事になります。


にもかかわらず、食事を自力で調達する事も、好き勝手に散歩に行く事も飼い犬は単独ではできません。

そもそも、人間社会で暮らしていくには、不自由な[前提]が数多くあるのです。


こうした生活を送っていると、飼い犬には余分なストレスが架かります。

群れで暮らす習性があり…リーダーに服従する本能を持っている犬は、むしろ、しつけられた方が人間社会では快適に暮らせるのです。


飼い主という頼り甲斐のあるリーダーに恵まれてこそ、幸せといえるでしょう。

その為にも[躾]は欠かせません。


また、飼い主一家が社会のルールに従って生きている以上、その飼い犬も、社会のルールを守らなければいけません。

もちろん、それを教えるのは、リーダーである飼い主です。

そのためには、まず飼い主の指示をキチンと聞いて、それに服従できる状態にする事が肝要です。



このように、飼い主に[座れ]や[走れ]などと命令されて、指示通りに動かされるのはかわいそう・・・・と想うのは大きな間違いです。

飼い主との間に深い信頼関係があり、頼り甲斐のあるリーダーがいてこそ、飼い犬は幸せなのです。




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