犬の雑学/その九(パピヨン種)。

2010年10月24日

 蒼天 at 21:10 | Comments(0)
〇エレガントな大耳が魅力。



その名前は、先端に豪華な[飾り毛]が付いて直立した大きな耳が、まるで羽を広げた蝶のように見える事に由来しています。

パピヨンとは、フランス語で「蝶」という意味です。


優雅な貴婦人のようなスタイルが人気ですが、体が小さいわりに大胆で活発です。

パピヨンには垂れ耳のタイプもあり、「ファーレン」と呼ばれていて、パピヨンとは別の犬種に分類する国もあります。

ちなみに「ファーレン」は、フランス語で[蛾]という意味です。


アメリカのように、パピヨンもファーレンも同一種と考える国もあり、そのあたりの分類(境界線)は微妙です。

その違いは、耳が立っているか垂れているかだけですが、片方の耳だけ立っている様な中途半端なものはよくないとされます。

「蝶」と「蛾」という呼び名が示す通り、ファーレンよりパピヨンの方が人気が高いようです。




犬種としてのルーツは、スペインの小型「スパニエル」の一種だと考えられています。

十六世紀頃には、欧州の上流階級で人気を呼びました。

絹のような美しい毛並みが、特に貴婦人達に気に入られ、フランス・ルイ王朝時代には、宮廷で寵愛(ちょうあい)されていました。

当時の貴婦人を描いた絵画にも、時々パピヨンを発見する事ができます。

ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットも、パピヨンがお気に入りだったようです。


ペット用に小型化された犬種ではありますが、狩猟犬だったスパニエル種の血筋を引いているせいか、性格は活発で好奇心旺盛で、小型犬によく見られる様な、神経質な面もあまりありません。

むしろ大胆な行動をとる事が多いようです。





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