[拾い食い]は野生時代の名残。

2010年09月30日

 蒼天 at 21:05 | Comments(0)
散歩中、犬はアッチで立ち止まってクンクン…コッチでも立ち止まってクンクン・・・・。

なかなか前に進まないのは、匂いで様々な情報収集をしているからです。


道端に何かが落ちていると、それにも近づいていって匂いを嗅ぎます。

匂いを嗅いでいるうちはいいとして、それをパクリと食べてしまう…いわゆる[拾い食い]です。


食べられるものでなくても、いい匂いがすると感じたら、すぐ口にしてしまいます。

飼い主が慌てて口の中から取り出そうとすると、取られまいと必死で口を食いしばったり、そのまま飲み込んでしまったり・・・・・・。


フードは十分に与えている筈なのに、散歩に行くと拾い食いするので、「うちの子は食い意地が張っていて恥ずかしい」と思うでしょうが、犬が目の前にあるものをすぐ口に入れてしまうのは、野生時代からの名残ともいうべき本能なのです。




前述のように、野生時代の犬は、いつ・・・・どこで食事(エサ)にありつけるかわかりませんでしたから、食べられるものであれば、有りったけ食べてしまうか、でなければ、食べきれないものは、穴を掘って保存しておく知恵も持っていました。

ペットの犬はキチンとフードが貰えるので、そのような心配はないのですが、野生時代の名残で、食べられるものを見つけると口に入れてしまうのだと考えられます…が、道に落ちているものは、安全な食べ物とは限りません。

有毒なものや腐敗しているものもあります。

何でも口にしてしまうと、思わぬ病気を誘発する事にもなりますので、拾い食いしないようにしつけましょう。



犬は、一度口に入れたものはなかなか出そうとはしませんので、事前に飼い主が阻止するしかありません。

散歩中に食べ物が落ちているのを見つけたら、できるだけ近づけない様にして素早く通過し、リードを引いて近くを歩かないようにするのです。

もし口に入れてしまったら、すぐに取り出す必要がありますが、無理に引っ張ると抵抗してますます放そうとしなくなりますので、飼い主も冷静になって、まず愛犬を落ち着かせてから取り上げましょう。




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