ウンチを食べる[→食糞]は異常行動!?

2010年09月29日

 蒼天 at 20:30 | Comments(0)
犬の味覚に関する事で驚いてしまうのが、散歩中などに他の犬猫のウンチに強い興味を抱いて、時にはパクリと食べてしまう…俗に言う「食糞」ではないでしょうか。

もちろん、路上にウンチを放置するのは、飼い主の社会的マナー違反ですし、本来はこうした事態が起こる事などありえない筈なのですが、運悪く野良猫のウンチを見つけてしまう可能性が無いわけではありません。


犬は、ウンチに強い関心を示します。

それは自分のウンチでも同じで、排泄した後、ウンチを処理しないでおくと、食べてしまう事があるのです。

「食事は十分与えている筈なのに、よりによって自分のウンチを食べるなんて!!」と不安になる飼い主もいるかもしれません・・・・が、結論からいえば、食糞したとしても、異常ではありません。


むしろ犬にとってウンチは、[いい匂いのする魅力的な物]なのです。

大好きなフードの匂いなど、食べ物の香りが残っている場合もあるでしょうから。


そもそも、犬には「ウンチは汚物」という概念/認識がありません。

ウンチを不潔だと思うのは、あくまでも人間社会での常識です。


匂いが強く、特に仔犬はフードとウンチの区別・判別がつきにくい場合が多く、つい食べてしまうようです。

仔犬にとって、目の前にあるものは全て興味の対象で、これまで食べた事のないものが目の前にあれば、思わず口にしてしまいます…が、この頃に食糞の癖がついてしまうと、成犬になっても食べるようになってしまうので、注意が必要です。




ウンチを食べる気はなかったのに、ひょんなキッカケで食べてしまう・・・・というケースもあります。

たとえば、退屈している時に目の前にウンチがあって、それをつついたりして遊んでいるうちに食べてしまう…というケースで、中には、[運動不足]や[飼い主に構ってもらえない]といった精神的なストレスが蓄積した結果として、食糞してしまう場合もあるようです。


食糞した時に飼い主があまり大騒ぎすると、犬は喜んでいると勘違いしてしまいますが、よくある事なので、あまり神経質にならない事が第一・・・・ですが、寄生虫や細菌の心配もあるので、なるべく食べないようにしつけなければいけません。


まずウンチをしたら、飼い主がスグに始末する事。

食べる機会そのものを除去してしまえばいいのです。

その為には、家族の誰かが家にいる時間帯が排泄のベストなタイミングなのです。

もしも一定した時間での排泄が難しい場合は、ウンチへの興味を他へ逸らす工夫をしてみましょう。

時々フードの種類や系統を変えると、ウンチの匂いも変わるので、食べるのを躊躇するようになりますし、また、食糞しようとしたら、スグにその場で叱る事も効果があります。


気をつけなければいけないのは、その[タイミング]で、排泄した時に叱ると、犬は排泄行為そのものを叱られたと思ってしまいます。

排泄が悪いのではなく、排泄物を食べようとした事が悪いのだと理解できるよう、ウンチに顔を近づけた時を逃さずに叱るのがポイントです。


ちなみに…。
ウンチの失敗を厳しく叱ると、粗相した時にまた叱られるのではないか・・・・という強迫観念を抱きます。

ウンチを隠そうとして食べるケースもあるので注意しましょう。



精神的なストレスが要因となっている場合は、運動の時間を増やし、飼い主とのスキンシップを多くして、ストレスをなくす工夫が必要です。




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