愛犬家の…愛犬家による･･･愛犬家の為のブログ。

犬は普段｢ワンワン｣と鳴きます…が、それとは違う、もの悲しそうな声で[遠吠え]する事があります。

アニメや映画の夕暮れシーンでは、｢ウォーン!!｣という遠吠えが効果音としてよく使用され、どことなく寂しげで、時には不穏な気配も感じます。


遠吠えといえば、狼のそれが有名です。

群れで生活していた狼が仲間とはぐれてしまい、自分が居る場所や寂しい気持ちを群れに知らせる為に遠吠えする…。

もし、飼い犬が遠吠えしていたら、飼い主が出先からなかなか帰ってこない状況なのかもしれません。


[遠吠え]は、遠くにいる仲間とのコミュニケーション手段であり、今でも遠吠えが聞こえてくると、それに呼応した形で遠吠えが連なる事もあります。

近所の犬達が一斉に鳴きだして、大合唱になった記憶はありませんか??

これは情報交換ではなく、鳴き声が聞こえてきた事に反応して｢何で??｣とつられて吠えているようです。


犬は元々、群れで行動していた為、長時間一人っきりにされると寂しくなります。

飼い主が留守がちで、一匹だけ庭に出される…という状態が続くと、寂しさのあまり遠吠えしてしまうのです。

遠吠えが気になる時は、長らく一人ぼっちにしていないか思い返してみてください。


時々一緒に遊んで、退屈を紛らわせてあげましょう。

また、遠吠えに似た音…たとえば、音楽やサイレンの音に反応して、突然鳴きだすケースもあります。

音楽が鳴ると決まって遠吠えする為、｢うちの犬は、音楽に合わせて歌っている｣…と喜ぶ飼い主もいますが、飼い主が嬉しそうにしているのを見ると、犬の方も嬉しくなって同じ事を繰り返すようになります。


遠吠えとは違いますが、｢クーン、クーン｣と高い声で鳴くのも寂しい時です。

犬の鳴き声は、一般的に音が高くなるほど[恐れ]や[不安]が強い状態であるといわれています。

たとえば…。
ケンカに負けて敗走する時に｢キャンキャン!!｣と鳴くのも同じです。