あちこち「クンクン」は情報収集??

2010年09月13日

 蒼天 at 20:00 | Comments(0)
犬は視覚よりも嗅覚の方が優れています。

そのせいか、しょっちゅうクンクンあちこち匂いを嗅ぎ回り、知らない場所ならともかく、いつも歩いている場所でも、まるで初めての場所の様にクンクンします。

散歩の途中にあちこちで立ち止まるので、飼い主が「早くしなさい!!」とリードを引っ張る光景もよく見かけます。

中には、踏ん張って匂いを嗅ぐ強情っ張りな犬もいて、何が臭いのか…と思いますが、実は、臭いから匂いを嗅いでいる訳ではありません。


犬は匂いを嗅ぐ事で情報収集しています。

いつも通っている場所でも、いつ頃…どんな犬がそこを通ったのか、最新情報を収集する為の行為で、通った犬の体調や、(その犬が)雌だった場合は発情の状態も分かるのです。

散歩しながらあちこち匂いを嗅ぐのは、犬が自分のテリトリー(縄張り)をチェックする為だ…ともいわれています。


いつも自分が通る道は、いわば縄張りなのです。

その中に他の犬の匂いがあれば、侵入された証拠…。

どんな犬が…いつ頃…どんな状態でやってきたのか、匂いを嗅ぎながらチェックしている・・・・という訳です。




また、匂いを嗅ぎ、情報収集したら、それで終わり…ではありません。

自分がそこを通ったという痕跡(オシッコ→マーキング)を残します。

つまり…匂いをクンクン嗅いだら、オシッコをする前触れと考えておいた方がいいでしょう。

散歩の途中なら、オシッコをしてもいい場所かどうかを配慮するのが飼い主としてのマナーですね。

他人宅の玄関先や店先…門柱などでするのは失礼にあたります。


また最近では、犬の尿が樹木を傷める要因になる事が問題視されていますので、散歩時に水道水を容れたペットボトルを持ち歩いて、オシッコを洗い流す丁寧な飼い主もいます。

もちろん、オシッコをしてもいい場所なのかどうか…なんて、犬には判断できません。

してはいけない場所で匂いを嗅ぎはじめたら、スグにやめさせて移動しましょう。


ちなみに…。
匂いを嗅ぐのは散歩の途中だけではなく、人と出会った時にもします。

人間は相手の顔を見て、誰なのかを判断しますが、犬は匂いで相手を見分けます。

時には、相手の股間に鼻先を押し付ける事もありますが悪気はなく、むしろ興味を抱いていて、「もっと知りたい!!」と思っている証拠です…が、この行為は不愉快になる人もいますのできをつけましょう。





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